Inner Child Meditation 影かアニマか
昨日の夜ガイドナレーション付きのメディテーションをしたわけですね。
過去に縛られてはいけないと言うけれど、それを手放すには縛られている部分をどうにかしなきゃいけないと思っていて、インナーチャイルドをヴィジュアライズするというものを選んでみた。
インナーチャイルドという概念が僕はそこまで分からないのだけど、いや、多分分かりたくないんだと思うのだけど、何と言うのかな、ステージのボス的な感覚があった。
以前書いたけれど、僕の中にある子供のイメージというのは、拘束衣を着ていた。
触れようとする度に、今はやめておこうと目を逸らしてきた。でも昨日は少し向き合おうと思った。
ガイド通りに進めていくと何度も安全を意識させられて涙が止まらなくなった。安全とか安心とか温かさに弱いんだよね。こんなに涙が出たのは久しぶりで、濡れた所に風が当たってスースーしてくすぐったく、集中が途切れそうになった。僕は泣くことに難があるので、出るものが出たのは気持ちがよかった。
その次にイメージさせられたのは、一緒にこの先の道を来てくれる人。一緒に居て安心する人ということだけど、それがしっかりイメージすることができなくて、でも誰かが来てくれた。最初の内はモヤモヤの影だった。それでもいいんだと思って僕はあまり気にしなかった。
その後イメージさせられてもいないのに、僕のせいで死んでしまったオカメインコのメルや、同じく早くなくなってしまったグリが出てきて一緒に来てくれた。僕は申し訳ない気持ちと本当に再会できたような嬉しさでいっぱいでまた涙が溢れてしまった。
その先でようやく子供の自分が出てくる。初めはガイド通り6~9歳くらいなのだけど、暫くすると4歳くらいになっていたと思う。
この時点で時間がかかると思ってガイド付きBGMは止め、別のBGMだけのに切り替えた。
黒い自転車(2台目に買ってもらった自転車。懐かしい。)に乗る彼と、色んな記憶を旅しながら一緒に遊んだ。
その中に父親とのものが割と多かった。彼が伝えたいのは、許すことだと思った。そして憎むなと言っているようだった。当然彼の年齢の時の僕は憎んでいなかったしね。どうでもいいと言いながらやはり憎んでるんだよなぁ。
それが一つの根幹だということは分かっている。以前も同じような答えを一度出しているのだから。
でも僕は頑固なので、すぐに許せるとは言えなかった。努力することは約束した。そして伝えることは伝えたのだけど、やはり僕は不器用だなと思った。ごめんねばっかり言ってたかもしれない。
最後までその子供は不満そうな顔で、一度も笑った顔がイメージされなかった。幼少期、そんなに悪い記憶ばかりではないのだけど…。
その顔を見て抱き寄せた時、一つ察したのは、記憶とは僕が呼び出せる記憶だけのことではないということだった。そしてこの4歳頃に、何か僕がアクセスできないトラウマがあることを感じた。そう直感が告げた。
それが以前見た大きな恐ろしい目と関係があるのかは分からない。
子供には、いつでも自由に出てきてくれ、そしていつでもまた遊ぼうと伝えた。記憶の中のメルとグリとともに。
随伴してくれた人、この頃には顔もはっきり見えて会話もしていた。名前はセリカという男気の強いセミショートの女性だった。車みたいな名前だなぁと思った。性別から何から僕の正反対だけど、日本人っぽくはなかった。
主語は僕だけど、てやんでぇべらぼうめぇ系ではなかった。
その彼女が見兼ねたのだろうか、僕に代わって膝をついて子供と話し、優しく抱き寄せた。そして子供と額を合わせた。その時に外側が青で内側がピンクのサーモグラフィ・イメージのようになって、2人の内側で何かが繋がったのが見えた。僕が抱いた時はそうならなかった。
そのあと彼女は僕と目を合わせた後同じように額を合わせ、その時は何かが繋がったように感じた。これは合一というものなのか、それとも子供と僕を仲介してくれたのだろうか。少なくともその時、僕とその子供は直接的にそのように繋がらなくて、彼女が間に入ってくれた。
これが重要な出会いということはよく分かった。
実際に大きな変化なのだ。その存在が例え願望を元にパルスが生んだ幻であれ、僕の内面で意識されたということは。
2人で会話している時、手伝って欲しいことを伝えた。ぐちゃぐちゃな内面、内戦状態の世界を統合する為には、彼女の豪傑さ、強さ、包容力が何よりも必要だと感じたから。
彼女はただ「分かってるよ」とだけ答えた。とても心強かった。
許す努力のため、自己の統合のため、純粋の象徴を守るため。同盟よりも強いものを感じた。その存在が内面にできた。少なくとも、敵やわけの分からない主張ばかりする人達ばかりの世界ではなくなったのだ。それがどんなに大きなことか。
その後、拘束衣を切り裂き、焼いた。子供にごめんねと言いながら。何を思ってもごめんねばかりになってしまう。
セリカが更に丹念に破壊する。
「今度やったら許さねぇからな!」とセリカがそれを傍観していた数人の存在達(詳しくはわからない)に向かって叫ぶ。
彼女と一緒なら大丈夫だという安心感があった。
彼女、ユング系のあれだと性別が同じなら僕の影で、でも女性だからアニマと解釈するのだろうけど、僕はあまり性の区分は気にしていないので、彼女は僕の影なのかなと思う。元々僕自身世間一般で言えば女性的な面が強い男という自覚があるから、真逆はそうなるのだろう。単なる人格とか元型以上に古い繋がりも感じるのだけど、僕はそういうのはよく分からない。
スピリチュアルとか別の界隈では何と言うのだろう?
彼女には会えて本当に心強いこと、待ち望んでいたことを伝えた。彼女は「それはいいけど、自分のことももう少し認めてやれ」という。僕は認めていないつもりはないし、その努力はしているということは伝えたが、彼女は歯痒そうだった。
その後、子供、セリカ、メル、グリに一度帰ること、これからもよろしくということを伝え、メディテーションを終わりにした。
何か変化があったのか正直分からない。ただ、1時間程度なのにもの凄く消耗したようで、気力も体力も戻らない1日を過ごした。とても疲れたけど、とても嬉しく、有意義で、ごめんなさいがいっぱいで、でも希望のある内容だった。
何よりメディテーションで、しかも意図的に入ってここまで視覚化され、会話にもなって、感情に作用し、記憶に入り込んだのは初めてだった。
どう解釈したらよいのだろうか。
一歩進んだのか、でも伝えられたことは気づいていたことの焼き直しだった気がする。気づいていたけどどうしようもない葛藤の部分を後押しされた気持ちではある。
許すこと、自分を認めること、そしてこれは別の場所でよく見るのだけど、抗わず身を任せること、どれもとても難しい。
でも、だから子供は、最後まで笑顔を見せてくれなかったのかな。それが本当に心残り。
そしてそう考えるとやはり、彼女は見兼ねて出てきてくれた人だったのだろう。彼女にとっては譲歩を強いられたのだ。
ならばそれに僕は報いなければならないし、何より自分自身で決着をつけなければならない。
と、いつも大げさになってしまうけど、そう思えるだけで大きな変化なのかもしれない。
なんかかなりぶっ飛んだ内容になってしまいましたが、最後に聞いたBGMを貼っておきますね!
最初に聞いたのがこれ
Connect with your Inner Child-Guided Meditation
英語だけど聞き取りやすい。ガイド付きのって初めて聞いたけど、イメージがつけやすいからこういう導入にはいいのかなと思った。とても安心感があって泣かされる。
切り替えた先はこれ。おすすめに出てたの適当に選んだのだけど、とても良かった。
Enhance Self Love | Healing Music 528Hz | Positive Energy Cleanse | Ancient Frequency Music