あけおめ!またあけおめ?一年がすごく速くなってない?
年末は村でお魚を捕ったりして過ごした。やっぱり森や川の空気が好き。短期間でも色々リチャージできる大切な時間。
昨年を振り返ると、丁度ここ一年くらいかな。時々こう、自分の中で助けを求める声が聞こえるの。前は聞こえなかった。僕自身生き辛くて助けてもらえるなら助けて欲しいぐらいだけど、それとは別なんだよね。厳密に耳から聴こえる声じゃなくて、内面で沢山のコンフリクトがあった時と同じ感じ。それが聞こえると引きずりこまれる感覚がする。フラッシュバック的な感覚の想起に近いのかな。
それがずっと気になってて、でも自分の記憶も色々とすっ飛んでる現状なので、どうしようかなと思ってたんだけど、ちょっとそれにフォーカスした日々を過ごしてみて気づいたことがある。
記憶、というか人格というか、それが解離した時期は16~17歳の時。その時に一回僕は切り替わってる。それは何回も書いてるからいいんだけど。
当時の僕の記憶、感覚ってアクセス拒否的に思い出せないことが多いのだけど、多分今の僕から切り離された僕の声なのかもって気づいた。わかんないけど。
当時の僕は誰かに頼ったり助けを求めたりしたことは無いと思う。誰かに頼って自分の状況が良くなるなんて思ってなかったし、むしろ介入を受けたら悪化するのは目に見えてたし、だから耐えるしかなかった。いや、耐える耐えないじゃなくて、どうしようもないから結果的に耐えた。死ねば楽になるって思うじゃん?それはそんなことを考える頭の余裕がある人の理屈なの。渦中だとそんな余裕はなかった。だから色々擦り減らしながら日々生きた。そんな毎日だから、誰かが信じるような神なんて居てたまるかって思ったし、もし居るなら恨んでやるとも思った。灰色の日々で、時に黒くて、ただ幸せそうな人たちを見るだけで辛かった。そんな当時の僕が助けを求めた相手なんか居ないって思ってたのね。でもふと浮かんだのは、実際に誰かに助けを求めたかどうかってこの声には関係がないのかもってこと。
助けて欲しいって気持ちなんだよね。どこかにそんな期待があったからその裏返しで神をも恨んだのだろう。今の僕だって、言いようのない生き辛さに天井を見上げては誰かが引っ張り上げてくれないかなって手を伸ばしてみたりする。当時の僕もそれと同じで、その状況から助かりたかったんだなって思った。
考えてみれば当たり前のことなのに、全然気づかなかった。
当時の僕の助かりたいという気持ち。そこまでわかればその気持ちを認めてあげればいい。それは分かる。分かるのだけど、まだできていない。そんな簡単なことなのに、ちょっと試そうとすると物凄い恐怖感が湧く。箍が外れてしまうような不安。僕が泣けなくなったのもそれなのかも。すべてを解放してしまいたいと思いながら、それを恐れて押さえつけてるのも自分。
僕は自分の、この煩わしくて壊してしまいたい理性を保とうと必死なのだろう。多分、歯止めが利かなくなるのが怖い。
押さえつけてるから解放したい。保とうと必死だから煩わしくて壊したい。分かってたけど。
これは一人じゃ手を付けられないと思う。EMDRを受けた時、当時の分の記憶の氷河が一部崩れただけで、飲み込まれてどうしようもなくなったことがあった。それにも増して、その後の年月の積もり積もった感情もこのダムに放り込まれていて、膨れ上がりすぎてる気がする。
かと言って手助けを頼めるような、僕がこんなことを自己開示できるほど信頼できる人もいない。
あの人が居てくれたらって思うのだけど、ずっと前に居なくなってしまってるしね。そういう意味もあったのかな。僕がずっと姉さんの影を追いかけているのは。
いっそプロを頼ろうか…うーん…
年明け一発目から書くには運気がだだ下がりしそうな内容だけど、まぁ、このタイミングで出てきたなら今年の課題ってことで、今は焦らずやっていけばいいのかな。
こっちに戻る前々日の夜だったかな。刺し網を引き上げるのに満ち潮で逆流してくる流れがまだ強かったから、流れるボートの中、一人で空を眺めてたの。ヘッドライトで照らして見回してもワニの気配はなかったけど、色んな生き物の気配に満ちていて、すぐ近くの木ではスローロリスの目が反射してた。新月間近だったこともあって、相変わらず星がすごく沢山見えた。視力の良さだけ星が増えそうな空。いくら眺めてても飽きない星々。流れ星も2つ見えた。とても満たされた時間。
こっちの生活はそれとはかけ離れてる。だから逃避するしかない。
都市生活をしてる人は休日に自然に触れに行ったりするけれど、それでリフレッシュやリラックスになるなら、それは生き物としての本来がそっちにあるからだよね。人間って本当に不思議。どうしてこんな生き方に進んだんだろう。もう少し遣り様はなかったのだろうか。
この人Adrián Berenguer、そんなに好きな曲が多いわけでもないんだけど、この2曲はとっても好きでずっと聴けちゃう。