感じたこと、思ったことノート

主観の瞬間的垂れ流し、混沌の整理、迷子の自分探し。井戸の底から雲の上まで。

Frozen2

Frozen2なかなか良かった。僕は好き。

より北国的な情緒が強く、心理的な描写も良く出来てるなぁって思った。

 

続編が蛇足になる作品も確かにあるのだと思うけど、こういった子供心で観る夢の世界がネバーエンディングストーリーのように繋がっていくのは僕にとってはとても嬉しいこと。

次章次章とずっとその世界が続いて欲しいって気持ちもあるからかな。またその世界に入れるっていう喜び。

 

今作ではThe voice役としてAuroraが出演している。この起用から見てもスタッフはすごいなって思った。パーフェクトなキャスティングだと思う。彼女の躍進も嬉しい限り。

 

さすがはディズニー、物語りを展開しつつワクワクの中に様々な現実世界と繋がるテーマを織り交ぜていく。社会的な価値観の普及牽引役も果たしているのだろうからね。

そちらが目的だ、プロパガンダだという人もいるけれど、そんなのは僕によってはどうでもよくて。ただ、それがそう見える人はそうなる人なのだと思う。

 

 

最近のディズ二ー作品の製作陣は感情の深みを表現するのが上手。

過去の作品に学びつつも、それを糧にして育った人々の生み出す新しい世界が垣間見える気がする。それらは夢や希望、ワクワク、愛、そして様々な感情によって練り出され、人の内側の深い部分を通して追熟されたものだ。

 

深い感情、その寒さや苦さも配分よく夢のあるアニメーションのストーリーの中で表現される。

モアナにも衝撃を受けたけど、その心理面の描写が年を追うごとに洗練されているのは気のせいではないはず。それが社会を反映してのものなのか、製作陣の性質が世代とともに移り変わっているからなのか、その辺はよくわからないけど。

 

ディズニーの描く一人一人に訪れる夢と希望の物語がより実存主義的な空気を強めるのは、それが忘れ去られ、抑圧されがちな社会環境をスタッフを通して反映してるのかもしれない。それは似た苦の世界を背負った人々が、夢の世界を通して子供達に伝える想いの温かさなのかもしれないなって思った。

その想いに偽りは感じない。