強制投射に外側から自らの内面を読み取ろうという試み。
月明かりに照らされ、羞恥に顔を染める雲もまたイヤイヤ期の子供のように存在の歓びに満ちる。
放り出されたまま忘れられたサンダルは独りの不安と自由が解き放つ精神の躍動に身を焼きながら朝を待つ。
ぽつんと浮かぶ航空障害灯の寂しさ。耐え難い孤独に願いを込めて妖しげな光を放つ。
どこまでも地表を覆う瘡蓋のようなアスファルト。たまに剥がしたくなってしまうのは痒いからだろうか。
スクラップ場に満ちる酷使からの解放の喜びと未知への不安、後悔の念そして祈り。
街路樹の抱く自らの生まれへの不満と、裏腹の生への執着。
無用の長物と化した公衆電話の安堵と孤独。
鼻をつくゴミの臭気は無念の香り。
生まれて初めての長期休暇を満喫する観光バスのペシミスティックな悟り。
内側に色んなものが詰まりすぎて気が狂いそうな日々が続く建屋。
静寂を望むも些細な波紋に身悶えするプール。
生き恥を悔やみ死を切望するバナーの気高さ。
ある衛星放送受信アンテナの抱く懐疑。
猫様はやっぱり猫様であり、僕が憧れる側の存在であった。
犬のうんこを踏んだので終わり。もう帰る!サンダルの底に穴が空いていることを初めて悔いる瞬間だった💩
当たり前だけど見え方はいつも通りだった。詩人は誇張するというから、適当なことを書いてる部分もあるだろうね。
因みにお散歩BGMはエリック・サティさんでした。
見えたものや抱いたものを言葉に変換するのが本当に苦手。もやもやした物体を無理矢理言葉の型枠に入れるから、語彙力のなさも相まって別の物体になる感覚がある。このもやもややぐちゃぐちゃを目を合わせるだけで伝えられたのならなぁ。
家に着いたからサンダル洗わなきゃ…