感じたこと、思ったことノート

主観の瞬間的垂れ流し、混沌の整理、迷子の自分探し。井戸の底から雲の上まで。

足が痛い日の長距離運転

13時間かけて街に戻ってきました。

足が痛い。左足、ふくらはぎからくるぶしにかけて癰のようなものが複数出来ていたのだけど、運転中に結構悪化したようで左足がかなり浮腫んでいて体重を掛けたり動かしたりするとしばらく痛い。伝染性なようで、家族仲良く罹患中。その内よくなるでしょう。

 

今日はロードキルは珍しく犬一匹しか見なかったのだけど、交通事故現場を通り過ぎた。多分事故後20分ぐらい。顔に布をかぶせられたムスリム女性が担架に乗っていて、綺麗な手だなぁと思った。見た目、あんまり損傷はなさそうに見えたのだけど。登坂車線の終わったちょっと先で、2台は多分正面衝突。他の人はどうなったのだろう。

 

直後に思ったのは、気の毒だなぁというのと、これから家族が知るんだろうなぁということ。そして、こうなってしまうと早朝見た犬と同じだなとも思った。ただ、放置されないで丁重に扱われるだけ。でもそれは大きいのかもしれない。

 

普段60~80km/hで走っていてもビュンビュン追い抜かれる山道(勿論毎度のように事故現場を見かける)なのだけど、その事故現場を通り過ぎた後は誰も追い越しをしようとせず、ちゃんと車間を保って等速で6台並んで走っている光景が面白いなぁと思った。この人たち車間距離ちゃんと取れるんじゃん…

取れないのではない、取らないのだ。ということは分かった。

 

夕方、黒っぽい灰色の雨雲や白い霧の裂け目から、雄大な山々が、遠近をこれ以上になく感じさせる山地森が、そして海岸線の先に沿って、あの場所からだと小さく見える複数の真っ白な入道雲が、太陽を飲み込み、柔らかい橙色~クリーム色を滲ませる雲を中心に、本当にいろんな色を放つ雲たちが広がる空が目に入ってくる。

車を降りて写真を撮りたいと思ったくらい、芯から揺さぶられるような壮大な綺麗さ。深い息をつきながら、これなんだよなぁって。うわぁっていう純粋な驚きと、この世界を本当はどこかでわかっている懐かしさが入り混じった感じ。ずっと浸っていたい大きな流れ。本当の居場所だと思う。

もっと見ていたかったけど、本当に一瞬で通り過ぎた。脇見運転をするわけにもいかないから、瞼の裏でシャッターを切った。

それがまた、ぼやけているけど誇張されていて、どこか創作的。僕自身の存在というか、この意識が知覚し、意識する世界はどれもどこか創作的に感じているから、やっぱり僕にとっては全てが創作、空想、幻覚なのかもなぁとまたよく分からないことを考えていた。

でもあの景色が目に入ってきた時のあの感覚は、紛れもなくそういったものとは別のものであって、ってまたいつもの流れじゃないか。

 

まぁいいや。疲れた。足痛いなぁ。左股関節のリンパ腺も結構頑張ってる感じ。このコマンドポスト感。

『欠勤』の文字が脳裏にちらつく。