感じたこと、思ったことノート

主観の瞬間的垂れ流し、混沌の整理、迷子の自分探し。井戸の底から雲の上まで。

「チー〜〜ン」、生、静寂

昨日の夜寝る前に聴いてた曲、「チー〜〜ン」って音が何度も鳴るんだけど、なんだろう、トライアングルとかコップ鳴らすやつみたいなの。あれにも似てる、お葬式でお坊さんが鳴らすやつ、仏壇に置いてあるやつ。あれなんていうんだろう?

 

そんなに眠くなかったのだけど、気づいたらその「チー〜〜ン」っていう音に意識が向いていて、深く入っていた。心地よい落ち方。

その音はなんだか、暗い凪の水面に浮かぶ波紋をイメージさせる。それを見つめていると気付けば波紋は反転し、加速し、意識は収束する点に誘われる。

日本語大丈夫?

 

なんて言うのかな。

「チー」で爆発と広がり、「〜〜」で気付けば反転して、まるで戻り爆風とか、ともすれば爆縮のように吸い込まれていく感じ。そして「ン」で点に戻り、音までもが吸い込まれてしまったかのように静寂がそれに続く。

余計わかりづらいかな。

 

まぁともかく、その「チー〜〜ン」って音は、例えば生とか色んなものに通ずるのかなって思った。

またいつもみたいに途方もない抽象的なものに当てはめる。

例えば個体レベルの生、群れ、種、様々なレベルの繋がりを持った生態系、そして文明や、さらに言えば銀河や恒星の一生、宇宙たち(さもマルチバースの存在が当たり前のように言う)の一生もこんな感じなのかなぁって。前に花火に当てはめた気がするけど。

パッと誕生して外向きに広がって収縮して静寂が戻るみたいな。恒星や銀河、宇宙は生物ではないけれど、エネルギーとしてはより源泉としての激しさがあるだけで、似たようなものなのかな。

 

曲の「チー〜〜ン」が乱発するところは、波紋が沢山浮き上がるような、花火が沢山打ち上がるような、星々が生まれるような、ピンク色の花が次々に花開くような、カンブリア紀の生命の爆発のような、そんな感じがする。それでも必ず最後には音が鳴り止む。

生はやはり個体だけのものではなく、網目というか、複合というか、そういう関係の中で共有し、無機から有機から細胞から器官から個体から集団、種、生態系、惑星のように、いろんな位階で存在するものなのではないだろうか。(上位のものに意思を委ねるように)

 

「チー〜〜ン」、仏教的にはそういう効果があるからこれを使うのかな。確かに精神統一というか、集中や生死に想いを馳せるには良いのかなって思う。

何とかボウルっていうのもチベット人の知り合いが持ってグワングワン鳴らしてたけど、あれも似た感じがする。

 

 

静寂。内面が騒々しいせいか、波立やすいせいか、僕はずっと静寂を求めてる。揺らがない水面。

でも同時に、外の静寂には不安と恐怖を覚える。

外における静寂は多くの場所で異常のサインだ。虫から環境、風、そして地球に至るまで、様々なものが常に声を響かせている。僕らは恐らく、無意識のうちに音だけでなく様々な知覚でそういったものを感じ取り、文字通り繋がり、外の状況だけでなく自分の立ち位置を確認しているのではないだろうか。それは多分、現代の生活の中、僕らの中で鈍化しているようで、多分使い方を忘れているだけなのではないだろうか。

例えば動かし方のわからない、普段使わない小さな筋肉のように、一度使い方がわかると意図的に動かせるようになるし、そうして使っているうちに無意識的な動きの中にもより統合され活かされていくような。

そして、それと感情は直接的な関係にあるように思う。

 

僕は特に臆病者なので、常にアンテナを張っているのだと思う。だからちょっとした、例えば周りの音が掻き消されるよな大雨の音や、シャワー、刺激臭なんかも苦手。遮断され、孤立したような、広間の真ん中に放たれたネズミになったような気持ちになる。電子戦の最中にある、レーダーや通信だけでなく航法装置までも妨害された戦闘機のような気持ち。

高まる心拍、開く瞳孔、筋肉の緊張、背後から刺されるような不安感、気配の察知に躍起になり、感覚が鋭利になるも、小さな物音に飛び跳ねる猫のような臆病さが更にそれを加速させ、空回りする。その時内側は嵐の海のようで、何もかもがわからなくなる。

ポストアポカリプティックな世界には憧れるけれど、それは解放とか探検という意味であって、音のない世界だったら怖くて直ぐに気が狂うと思う。

 

僕はやっぱり内面の静寂は見つけたいけれど、それは多分自然の音の中、緩やかな流れの中、澄んだクリスタルのような感覚の中で見えてくる気がする。

分かんないけど。

 

僕の「チー〜〜ン」のンの後には静寂はあるのかな?

 

 

昨日の夜聞いてたのはこれ。携帯からだからURL直貼りね。

https://youtu.be/YdnSQ5hptu8

ちょっとお経っぽい。

 

Peter Gundry、好きな曲が沢山ある。特にノルディック系が好き。お散歩に合うのです。