今日はぼーっとして何もできなかった。予定もキャンセル。昼寝したりして過ごした。
15時過ぎてようやく元気も出てきたので、Google Arts & Cultureを眺めて過ごしてる。
普段生活の中では文明の暗い面ばかり感じてしまうけれど、こうやって芸術や文化に触れていると明るい面も感じてくる。
企業というものも同じ。こういった事ができるのもGoogleというグローバル企業の凄い所でもあると思う。根本的にはデータの収集やらあるのだろうけど、それが利益の追求ばかりでなく別の側面を生み出すのは、やっぱり希望なのかなと思う。
勿論実物をその場で見るのとは別の楽しみだけど、これはこれで嫌いじゃない。
お金や移動の労力も必要ないし、ゆっくりコーヒーを飲み、音楽を聴きながら見れるって素晴らしい。
何より、パソコンがあって回線があれば誰でもこういった作品や遺産なんかの人類の生きた証に触れることが出来るというのは、現代の明るい面でもあるのかなぁと思う。
あとは回線が良ければ言うことないのだけど。
今日はトマス・コールの絵に魅かれた。芸術家のことはあまり分からないのだけど、イギリス生まれ、イギリス育ちの彼が移住先のアメリカの自然に何を見て感じたのだろう。西へ西へと押し広げられていくフロンティアと開拓に何を見たのだろう。
何だか彼の絵からは、彼の感じる壮大な自然の中の神聖性に加え、その開拓に対する寂しさのようなものを感じた。
僕自身フロンティアでの生活に憧れのようなものを持っていた。でもそれはこうして見ると、自然の中の人の営みという面はすぐに過ぎ去り、少し長い目で見ると文明による開拓の波でしかない。飲み込まれていく自然、追いやられる先住民。
そこに生まれていたらやっぱり寂しさを感じていたのかなと思う。
複雑な心境。
これ好き。
The charming narrative is only one part of the work’s meaning, however. Cole’s painting imparts a moral lesson: settlement and the march of civilization come at a steep price—the defiling of untouched nature, here represented by the abundance of fallen trees in the foreground.
文明とは何なんだろうか。
地球上にはもうフロンティアすら残っていない。
さっき珍しく文明に対しプラスのことを書いたけど、もう掌を返したくなってる。