感じたこと、思ったことノート

主観の瞬間的垂れ流し、混沌の整理、迷子の自分探し。井戸の底から雲の上まで。

雷雨の中の運転

今日は寄るところがあったので13時間くらい運転して街に戻ってきた。

ちかれた。

 

季節の変わり目でどこも雨が多い。河川は増水し、木々も新芽を出し、喜びに満ち溢れている。

農園だけは相変わらず砂漠だった。そりゃ砂漠の植物を大量に植えれば砂漠同然になる。砂漠の気候に適応したはずの植物が人間の手によって大量に植えられ、熱帯雨林を砂漠に近くする。人間はそうやって意図せず自然も改変していく。

水を必要以上に蓄えないし、蒸散しないし、土壌も包み込んでくれないから、そりゃそうなるよなぁと思った。気候は緯度や地形だけで成り立つわけじゃない。複雑。

 

夜の山道は雷雨だった。視界は狭いし倒木は多いしで運転やめようと思ったけど、そのまま続けた。雨の中は集中できる。余計な視界がない分目の前に集中しなきゃいけない。

暗闇の中、雷の閃光に写し出される山影や木々、その間に光る稲妻がとても綺麗で、強行してよかったと思った。雷光は写真のように風景を瞬間で切り取ってくれる。頭の中に残る風景のように。幻想的な風景の残像とそのランダム性がとても楽しく、嬉しかった。

雷は本当に魅力的。その一瞬の力というか、美というか。どこか生命の神秘と被る。

雷のように、力強くも儚い一瞬の閃光として生きたい。ただ生きて死んでもそうなる気がするけど。

 

車は好きじゃないのだけど、そんな風景の連続を観れたことには感謝しようと思う。

疲れたけど、とてもいい経験をしたので気持ちよく眠れそう。

長距離運転の後にこんなに気分がいいのは珍しい。