感じたこと、思ったことノート

主観の瞬間的垂れ流し、混沌の整理、迷子の自分探し。井戸の底から雲の上まで。

文明圏外 青い珊瑚礁 脳内迷子

文明に反感があるわけではないのだけど、文明圏外への憧れが昔から強かった。

色んな部族としての生活を妄想したり、文明崩壊後の世界を妄想したり、部族という枠すらもない世界を妄想したり、色々な動物的なホモ・サピエンスではない架空のヒト種を妄想したり。その中で生活する自分を想像していた。

 

今はそれなりに部族生活に近い人々の村で生活しているけど、文明化はしているし、ちょっと違う。

 

高校生の時に『青い珊瑚礁(ブルック・シールズが出てるリメイクの方)』を観た時は衝撃だった。高校生な上に発育の遅かった僕にとっては刺激が強すぎる内容だったけど、その現実的でありながら幻想的な世界観に憧れたのだった。いけないものを観るように、皆が寝静まった後に自室に籠って観ていた。内容と行動併せてもう味わうことのない二重の背徳感。でも憧れは純粋だった。と思う…

 

今思い返すとやはり出来過ぎで、大人の解釈が強いところも感じるけど、やっぱり今でもああいう人生には憧れてしまう。得体のしれない部族が居るのは怖いけど。

 

劇中では全くそういった知識のない二人が自然と子供を授かる様が描かれているが、そうなるかなぁ?とも思う。どうなんだろう。群れで学習して生活するヒトが学習なしに自然繁殖できるのか、興味深いところではある。でもそこがまた過度の群れ、部族社会をも否定したい気分になる人間にとっては希望とも羨望ともなるのです。美しいし、いいなぁって思った。 

 

あとやっぱり下手な知識に支配されない姿も美しい。あれが本来的、自然だとまでは思わないけど、好き。

二人の関係も愛というものの先入観に支配されていないのが良い。より反応的な感情に動かされるというか、良いなぁって思う。抑制的すぎる人間だからかな。

 

無人島に漂着して身体一本で生きていく。凄く憧れる。現実的にああはならないけど、現実的じゃないからこそ良い。最低でも鉈は欲しいと思ってしまうけど。

 

全く着地点も考えず、ただ昼間この映画のことを思い出したからこれを書いた。続編とされる『ブルー・ラグーン』は観てないからこれ以上語ることもできない。

 

 

あ、ゾンビに憧れたこともあった。周りの人がゾンビに見えこともあるけど、それともまた違う。やっぱりこの脳をどうにかしたいんだと思う。せめて動物レベルに素直に生きられればって思う。自分の脳内で迷子になって苦しむ人間だから、そう思ってしまうんだと思う。

 

最近気づいたのだけど、感情優位というか、自分の主観という曖昧なものを判断基準にする傾向が強いのに、必要以上に懐疑的な性格が合わさってるのが問題な気がする。主観と言うのは取り留めのないもので、だからこそそればかりだと疑えば疑うほど、考えれば考えるほど、掘り返せば掘り返すほどに自己否定のどつぼに嵌っていく。曖昧で形の変わる基準を元に自分の中を懐疑的にばかり見れば何も信じられなくなってしまうから。

せめて内省するときは違う機能を使えたらいいのかなぁと思う。

 

自分らしいと言えば自分らしいけど、胃潰瘍や狂気で死ぬよりも森や無人島で生きてるうちに死にたい。そう思えるだけ今は健康的なんだろうなー。

 

やめた!おやすみなさい。