感じたこと、思ったことノート

主観の瞬間的垂れ流し、混沌の整理、迷子の自分探し。井戸の底から雲の上まで。

中華料理症候群 化学物質過敏症 マイノリティ

昨日は折角のお祭りなのでたまにはと家族で中華シーフード店でBBQ Steamboat Buffetを食べました。それがいけなかった。

 

中華料理症候群というものが言われるけれど、こちらで外食をすると時々これになる。異変を先に訴えだしたのは妻。後頭部が変で気持ち悪いとのこと。暫くして僕も後ろ首の付け根から異常が始まり、頬のしびれ、頭頂部、眉間の痛みまできた。そこまで長続きはしないのだけど、続いてくるのはいつも強い眠気。そして下痢。お金払ってこれは悲しいので結局外食を避けることになる。

 

元々はそんなことなかったのだけど、ジャングルの中で化学物質に触れない生活をしていると色んなものに過敏になった。今は日本に帰ってもかなり食事に気を付けることになる。

洗剤の香料とかも吐き気や頭痛がするし、新しく建てられた建物は目が開けられなくなる。皆平気で立ち話してるのに。ただでさえ電車は辛いのに、色々な成分が飛び交うこともプラスされて更につらくなった。

 

化学物質過敏症も認知が進んできたようだが、食品添加物はやはり難しいのかもしれない。特にグルタミン酸ナトリウムは否定的な論文が出れば意見が一気に拡散される。企業が必死なのはわかるけど、その誰がしたかもわからない研究結果を「ほらみろ」と言わんばかりに拡散するTwitter他SNSの住人たちは何なのだろう。自分が食べているものを否定されるのが嫌っていう心理が内側にあるのかな。科学と宗教が被るのはこの瞬間。

 

コーヒーは身体にいい、コーヒーは身体に悪い論争と同じで、一つ新しい研究が出ればすぐそれに飛びつく。そもそも論文なんて目安にしかならないし、傾向からリスクを判断するのは常に読み手だと思うけど。

 

とにかく、実際に化学物質に影響を受ける側とするとなんとも言えない。これもマイノリティに対する暴力と同じ構図なのだろう。共通点はあるがひとりひとり違う原因成分があるし、違う症状に苦しむこともなかなか理解されない。

これだけ症例のあるグルタミン酸ナトリウムですら中々理解してもらえないのだから難しい。

 

僕はまぁ耐えられるレベルだからいいんだけど、苦しんでる人が『無い』と言い切られることでどんな気持ちがするか考えたことがあるのだろうか。どうしようもないんですよ。そのどうしようもないことを理解してあげる姿勢を見せるのか、それとも「お前が例外だ」と切り捨てる態度を示すのか、その違いは大きいと思う。

 

アレルギーくらいメジャーにならなければ難しいのかな。