感じたこと、思ったことノート

主観の瞬間的垂れ流し、混沌の整理、迷子の自分探し。井戸の底から雲の上まで。

猫に遊んでもらう

毎夜の散歩の楽しみはアパートメントの敷地内に住んでいる犬や猫とふれあう事。

特に今まで接近を許してくれなかった猫が触るのを許してくれた時が嬉しい。ずっとそっけなかった猫が、一度触らせてくれたあとは向こうから近づいてきて身体を擦りつけてくる。そしてしばらく一緒に過ごした後、別れて帰る。

猫は気ままと言われているだけあって、行動が自分本位。こちらのことなど気にも留めず、寄ってくるのもただ寄ってくる人間が気になるからだろう。恐らく遊んでもらってるのはこちらの方だ。

 

アパートメントにはフェイズごとにフェンスが張ってあるが、人間以外の動物にはそんな境界は意味がない。そういう所も羨ましく感じる。そういう風に生きたいなぁって。

そんな自由な猫たちも、縄張り争いや集会は忙しいようだ。それに加え女の子達は常に、隙あらばと必死なオスからストーキングを受けている。そういうのを見るとやっぱり、猫は猫で大変なのだなぁとも思う。それでもやっぱり僕は猫に憧れる。機敏で無駄のないしなやかな動き、何かを見通すような目、人には感じることが出来ないことも感じられるセンス、そして無邪気さ。高貴だなぁと思う。

 

彼らと喋ることが出来たら、彼らはどんなことを話すだろう。きっと人間とは違う何かを見ているから、想像もつかないことを言ってくるに違いない。

『コララインとボタンの魔女』という映画に出てきた猫は、夢の世界では喋ることが出来た。その猫が言った言葉、「I'm not other anything. I'm me.」というセリフが印象的だった。自分を生きる猫。人間はいつもその猫に、自分にない何かを見て癒されてるんだろうなぁと思う。

 

昨日は新しく2匹の猫とふれあうことが出来た。今夜も新しい猫と出逢えるのか、何匹の猫に遊んでいただけるのか楽しみ。

でもこのアパートメント、結構な数のドブネズミがいるので、レプトスピラやその他の感染症には気をつけなきゃなぁとは思う。